僕は美容師なので、お客様のヘアカットをすることがメインなんですけど、カット以外にも、後輩の教育だったりとか、カットのリーダーとして目標を達成できる様にみんなで考えて、動かしていくことが主な仕事です。

ここに入るまで、別のサロンで7年間働いていたんですが、その後、一旦美容師からは離れて、色々やってみたいなと思って。肉体労働の仕事してみたり（笑）、あとシャンプーを作るプラベートブランドの仕事にも携わっていました。
ただ美容師が嫌で別の仕事に転職したいと思った訳ではなくて、今まで美容師の仕事しか知らなかったし、ちょっと外の世界も知りたいなって言う好奇心からですね。
実際に外に出て見て、「あぁ、やっぱり美容師の仕事は楽しいなぁ!」って言う事に気づかされました。

今勤めている「AVEDA」と言うサロンは、オーガニックブランドのサロンで、カラーやシャンプー剤とか使っているモノ全てがオーガニック素材なのなのですが、はじめの頃は、今まで慣れていた「人工の香料のシャンプーの方がイイ香りがするなぁ」とは思っていましたね。笑。
今まで見た事の無いタイプのサロンだったので、このオーガニックの「AVEDA」ブランドと自分はどう向き合えば良いかって考えていましたね。

サロンを経営している母体が結構大きい所なんですが、入るまで全然知らなくてですね...笑。社長と初めてお会いする時にどんな人なんだろうと少し緊張したんですが、いい意味で「社長っぽくない人なんだなぁ」て思って安心しました。
等身大で僕達の意見もちゃんと聞いてくれたり、美容関係だけじゃなくて、経済の話とかも丁寧に話してくれたりとか、自分自身も話していてすごく勉強になります。
スタッフもすごく良い子が多いので、すごく大きいお店なんだけど、アットホームな、家族の様な関係でやらせてもらっています。

美容師の場合は、自分がお店に合うかどうかって、すごく問題なんですよね。なかなかそういうのって、勤めてみないとわからない所なんですが、僕自身入ってみてすごく働きやすかったので、知り合い二人にも「ここのサロンイイよ！笑」って誘って、今は一緒に働いていますね。そういう意味では、転職して他を見ないとわからない業界かもしれませんね。

知らない人に頭を触ってもらって、普通だったら嫌じゃないですか。でも、美容室に来たら緊張もほぐれて、髪を触らしてもらって、そんな事は僕たちにしかできない。外見だけじゃなく、内面からも人を変える事ができる仕事だと思っています。

関東ではAVEDAブランドは認知があるんですが、関西ではまだまだなので、もっともっと広げていきたいですし、スタッフが幸せじゃないと、お客さんを幸せに出来ないと思っていますので、カットーリーダーとして、そこもちゃんとやっていきたいとは思いますね。